111新年の挨拶に代えて

一昨年の夏頃わが家の一員になったインコの「あおちゃん」である。ペットショップで売れ残っていたというので愚妻が買ってきた。雌雄不明。
最初は人見知りで無口だったが,籠から出るのを覚えてから部屋の中を歩き回っている。ビニールのかさかさ音や鏡類が大好きである。おなかが空くと自分で籠に入って食事をする。
愚妻のトーンの高い声での話しかけを覚えはじめ,レパートリーがかなり増えた。「あおちゃん,すき」,「あおちゃん,かわいい」,「あおちゃん,おかえり」,「あおちゃん,さむいね」,「あおちゃん,おしゃべり」(「おしゃべっり」と撥ねる)のほか,「るりちゃん(娘の名前,たまに「るり」と呼び捨てになる),かわいい」や「よいしょ」(誰かの口癖)をマスターしてしまった。評者の美声はあおちゃんの好みではないようだ。