063張一博,頂点に(卓球ワールドツアー・ロシアオープン)

ITTF卓球ワールドツアー・ロシアオープン(エカテリンベルグ,メジャーシリーズ;20日〜24日)の男子シングルスで張一博(WR48)が優勝した。準決勝では第1シードの丹羽孝希に4-3で降した,中国の17歳・鄭培峰(Zheng Peifeng,中ペン)を4-0と圧勝し,決勝ではロシアのシバエフ(Shibaev Alexander,WR52)に4-3と接戦を制した。丹羽は2-3のあとの第6ゲームで8-10とマッチポイントをしのいでこのゲームをとったのはさすがだった。
今大会の男子シングルスは地元ロシア選手の参加が多く,丹羽が第1シード,高木和卓が第2シード,張が第3シード,塩野真人が第4シードだった。中国は若手を派遣していた。第4シードの塩野は準々決勝でシバエフと対戦し,惜しくも2-4と敗退した。
女子シングルスは中国の世界ランキング上位者がエントリーし,ベスト8に6人入る独擅場だった。石川佳純(WR9)と森薗美咲(WR55)は準々決勝でそれぞれ朱雨玲( Zhu Yuling,WR5)と劉詩雯(Liu Shiwen,WR1)と対戦したが,0-4,1-4で準決勝に進めなかった。2回戦で福岡春菜(WR99)が優勝した丁寧(Ding Ning,WR2)に3-4と善戦し,また,森園が同じく2回戦でベラルーシのパブロビッチ(PAVLOVICH Viktoria,WR15)に4-2と勝った。
男子ダブルスでは張・松平賢二ペアが準優勝,女子ダブルスでは平野早矢香石川佳純ペアが第3位,U21女子シングルスでは森薗美咲が0-2の劣勢から挽回し4-2で香港選手に勝ち優勝している。
日本選手の活躍を含むビデオはいつもながら itTV (http://www.ittf.com/ittv/) で観ることができる。