190丹羽と石川,ともに優勝(卓球ワールドツアー・ロシアオープン)

ITTFのワールドツアー・ロシアオープン(11月5日〜9日,エカテリンブルク)で日本選手が大活躍した。
男子シングルスでは丹羽孝希(第4シード,WR14)が準決勝で水谷隼(第2シード,WR5)に完勝し,同じく準決勝でオフチャロフ(ドイツ,第1シード,WR6)に勝ったダークホースのドリンコール(イングランド,第21シード,WR80)を寄せつけず優勝した。今大会の丹羽はフォアの強打を意識していたように思う。歯切れのいい攻撃がことごとく決まっていた。
女子シングルスでも石川佳純(第1シード,WR6)が福原愛(第2シード,WR11)をゲームオールの15-13と接戦をものにして優勝した。若手の早田ひな(WR87)も石川に準決勝で負けたが第3位と健闘した。
女子ダブルスでは平野早矢香石川佳純ペアが若手の前田美優・佐藤瞳ペアに勝ち,U21男子シングルスでは大島祐哉が優勝,吉村真晴が第3位,同女子シングルスでは平野美宇が優勝,加藤美優と佐藤瞳が第3位だった。
唯一男子ダブルスで優勝できなかったが,森薗政崇・三部航平ペア,松平健太丹羽孝希ペアが第3位だった。
地元ロシアの77選手に次いで日本からは31選手がエントリーし,国内大会のように日本人選手同士の試合も多かった。中国からはゼロエントリーで,ドイツも男子はオフチャロフだけでメジャー大会にしてはいまひとつの感があった。それでも若手選手が次々にランキング上位選手に勝ち,水谷,丹羽,石川,福原らが取りこぼすことなく順当に勝ち進んだ。