書誌情報:晃洋書房,x+231頁,本体価格3,200円,2014年3月20日発行
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評者が所属する愛媛大学法文学部総合政策学科に愛媛銀行の寄附講座「地域創生学」がある。2012年度に設置したもので,2008年度からの「地域再生学」を発展させたものだ。後者は,湯浅良雄・山本修平・崔英靖編著『地域再生学』(晃洋書房,2011年3月10日発行,[isbn:9784771022140])として成果をまとめている。
本書は,本学科と地域創生研究センターのスタッフによる研究成果をまとめたものである。四国や愛媛県にとどまらない地域の抱えるさまざまな問題を「イノベーション」をキーワードにして編集している。
章 | 執筆者 |
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巻頭言 | 本田元弘(愛媛銀行頭取) |
はじめに | 編者 |
第1章 地域創生を担うリーダーの育成 | 大西正志 |
第2章 地域情報の流通による地域活性化 | 崔 英靖 |
第3章 公共財としての無線LAN位置情報データベースの可能性 | 崔 英靖 |
第4章 四国における金型製造企業の存立基盤 | 藤川 健 |
第5章 四国遍路道を世界遺産に | 兼平裕子 |
第6章 「地域力」の醸成に寄与する商店街――神戸市長田区長田神社前商店街を事例にして―― | 山口信夫 |
第7章 被災地における定期市(ファーマーズマーケット)の役割――気仙沼朝市およびニューローリンズの経験より―― | 佐藤亮子 |
第8章 離島における生活空間の現状と課題――愛媛県宇和島市戸島本浦地区を事例に―― | 宇都宮千穂 |
第9章 集落型コミュニティビジネスの可能性 | 米田誠司 |
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