114平野美宇・伊藤美誠ペアが2週連続優勝(卓球ワールドツアー・スペインオープン)

スペイン・アルメニアで開かれていた ITTF ワールドツアーのスペインオープン(4月2日〜6日)の女子ダブルで,13歳中1の平野美宇伊藤美誠ペアが先週のドイツオープンに続いてなんと2週連続で優勝した。
リュウ・ジャー(オーストリア,Liu Jia)・バチェノフスカ(チェコ,Iveta Vacenovska)のペアに対し,前陣での速い攻守で,接戦を 3-2 (8-11, 11-5, 11-5, 9-11, 15-13) で制した。バチェノフスカの強打をものともしなかった。最終ゲームマッチポイント10-8から追いつかれ,逆にマッチポイントを握られることもあったが,コンビネーション良く勝利の女神を引き寄せた。13歳中1ペアがドイツオープンで史上最年少優勝ペアになり,スペインオープンでも優勝し,2週連続は快挙といっていい。
リュウ32歳,バチェノフスカ28歳という計60歳ペアに計26歳ペアが勝った。ittf が読みごたえある記事を配信している(→http://www.ittf.com/_front_page/ittf_full_story1.asp?ID=34974&Competition_ID=2415&)。日本の卓球関係サイトは見習って欲しいものだ。
男子シングルスでは,19歳になったばかりの森薗(WR80)がイングランドのドリンコール(Paul Drinkhall,WR144)に 2-4 (7-11, 9-11, 11-6, 5-11, 11-6, 8-11),女子シングルスでは,平野美宇(WR49)がスウェーデンの李芬(中国出身,Li Fen,WR27)に 1-4 (4-11, 11-6, 2-11, 3-11, 10-12) とそれぞれ振り切られ,シニアの国際大会初優勝はならなかった。平野は2番目に若い年齢(13歳357日)での決勝進出者(史上最年少のファイナリストは中国の郭躍(Guo Yue)の13歳130日)となった。
itTV のビデオはライブ中から画像が明るすぎてボールが見えにくい。ともあれ熱戦をご覧あれ。