164混合団体,銀メダル(ユースオリンピック卓球)

混合団体戦の準決勝では香港に 2-1 で勝った。加藤はシングルス銀メダリストの杜凱琹に 0-3 (3-11, 5-11, 3-11) と圧倒された。バック対バックで分が悪く,先に左右に振られてしまっていた。村松は孔嘉徳に 3-0 (11-2, 11-5, 11-4) と一蹴。カットを打ち抜かれることはなく,まったく危なげなかった。混合ダブルスは 3-2 (11-7, 6-11, 11-7, 10-12, 11-4) となんとか振り切った。ゲームを取った第1ゲームの 4-4 からの5連続,第3ゲームの 2-5 からの4連続,6-7 からの5連続,第5ゲームの4連続,5連続ポイントが勝ちに繋がった。村松のカットに対するドライブを加藤が何度もミスしたが,しのぎきった。村松の変化に杜が最後までとまどっていた。
決勝は中国が相手で,個人戦での雪辱のチャンスだった。加藤は第2ゲーム,第3ゲームとも終盤まで競るも押し切られた。要所での劉高陽の両ハンド強打が効いた。完敗だったシングルスから試合を作るところまで15歳は進化した。
村松は樊振東に 1-3 (12-10, 12-14, 5-11, 5-11) とシングルス同様健闘した。第1ゲームは 5-9 の劣勢から連続ポイントで逆転する。第2ゲームは 10-7 とゲームポイントを握りながら追いつかれたのが痛かった。樊のミスを恐れない連続ドライブでの攻撃を褒めるべきだろう。樊もコーチも 0-2 になることを一度は覚悟したように思う。村松が 8-5 とリードした直後の中国,10-9 と追いつかれた直後の日本と試合序盤でのタイムアウトにこのゲームの重さが詰まっていた。
3位決定戦ではタイが善戦するも 0-2 で香港に敗れ,メダルに届かなかった。