262伊藤美誠,世界ランキング9位に

最新の卓球ランキングが発表され(6月8日→http://www.ittf.com/ittf_ranking/,日本選手→http://www.jtta.or.jp/in_ranking/wrjpn/wr201506.html),14歳の伊藤美誠(みま)が11位から順位を上げ9位になった。卓球のランキングシステムになってからおそらく最年少のトップ10プレイヤーではないかと思われる。
石川佳純は6位から5位に,福原愛は8位と変わらず,伊藤は石川,福原とともにトップ10入りした。他の女子選手では,平野早矢香が15位から16位,15歳の平野美宇が29位から19位,石垣優香が22位から23位に,森薗美咲が39位から25位に,佐藤瞳が初めて39位になった。
今月末以降ジャパン,韓国,中国とワールドツアーのメジャー大会が予定されており,来年のリオ・オリンピックのシングルス代表選手2名(正確にはアジア大陸予選会の出場選手。もし予選会で代表権を獲得できなかった場合には2016年5月時点での世界ランキングの上位22名に入っていれば代表になる)の選考基準を9月の世界ランキング上位2名としていることから熾烈な代表権争いが続く。
男子の上位に変動はなく,フィリピンオープン準優勝,オーストラリアオープン優勝の韓国の鄭栄植(Jung Youngsik)が20位から19位になった(オーストラリアオープンの結果は今ランキングには反映されていない)。日本選手ではザグレプオープンで優勝した吉村真晴が順位を大きく上げた(43位→30位)。水谷隼(5位),丹羽孝希(11位),松平健太(27位→26位),村松雄斗(24位→27位),森薗政崇(37位→35位)らの顔ぶれは変わっていない。フィリピンオープン優勝,オーストラリアオープン3位の大島祐哉は61位から58位と着実に順位を上げている。吉村と大島の活躍次第では3番目の代表権争いが激しくなると予想される。