民主主義を装いながら強引に意見を通す方法がある。まず賛成してくれる人数が絶対多数であってもさらに味方を確保しておく。できれば複数以上が望ましい。これで自分の意見が自分たちの意見になる。
これだけでは確実ではなく物理的方法も入念に準備する。かならずしも屈強な男たちである必要はないが,議長(あるいは代理)をガードする役と議長席を取り囲む役を決めておく。そのうえでだれかが「全部可決!」と叫べば多数決による決定手続は完了する。速記あるいは録音によって議事の記録ができなくても一向に差し支えない。
この方法はなにかを決めるときにはすべてに適応できる。それゆえ民主主義のイロハを学ぶ必要がある初等教育では必修で学ばなければならない。言葉だけでは理解しにくい場合は,安全保障関連法案を審議してきた参院特別委員会(2015年9月17日)のビデオを視聴してもらえばこの方法の有効性は理解しやすくなる。教材としてすばらしい出来映えだ。
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- 山岡淳一郎著『成金炎上――昭和恐慌は警告する――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20100917/1284739533
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- 公開シンポジウム「戦争と人類学」→https://akamac.hatenablog.com/entry/20080917/1221645384
- 公開シンポジウム「作物生産科学を中心とする農学教育の将来展望」→https://akamac.hatenablog.com/entry/20080917/1221645385
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