今朝の新聞は大学の就職内定率が80.4%（前年同期比0.1ポイント増）を大きく報じていた。もちろんこれは悉皆調査ではなく，国立21大学，公立3大学，私立38大学の抽出調査であって，調査対象人員も短大，高専などを合わせた約6,000人である（→http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/28/01/1366160.htm）。
この調査とともに1月から3月までに実施するのが「未内定就活生への集中支援2016」である。文部科学省，厚生労働省および経済産業省が実施するもので以下のような支援策である。
- 未内定・進路未決定の学生・生徒に「就職をあきらめさせない」ためのジョブサポーターと大学の就職相談員等との連携による個別支援の徹底（文科省・厚労省）
- 中堅・中小企業中心の就職面接会の開催（厚労省・経産省）
- 中小企業と大学生等とのマッチング等の実施（地域中小企業人材バンク事業）（文科省・厚労省・経産省）
- 保護者を通じた未内定等の学生・生徒への就職支援の周知（文科省・厚労省）
- 臨床心理士による未内定の学生・生徒の心理的ケアの実施（厚労省）
- 民間就職情報サイトによるジョブサポーター・新卒応援ハローワーク等の周知（厚労省）
就職内定率に一喜一憂することなかれ。これには不本意内定も含まれているはずだ。未内定でもあわてるな。残り物には福がある，こともある。
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