2003年3月20,アメリカは大量破壊兵器を持っているとしてイラクを攻撃した。即座に当時の小泉首相は子ブッシュのイラク攻撃に支持を表明した。イラクの大量破壊兵器保有は証明されず,のちに子ブッシュは「情報の誤り」だったことを認めた(「決断の誤り」と認めたわけではない)。イギリスのブレア首相の支持表明についても「チルコット報告書」によってイラク開戦は誤りだったと断定した。
トランプ大統領はシリアが化学兵器を使用したとの理由でシリアへのミサイル攻撃を正当化した。即刻安倍首相及び管官房長官は化学兵器をこれ以上拡散させないためとしてアメリカのシリア空爆を支持するとした。
シリアが本当に化学兵器を使ったのかどうか,また,国連での議論を経ずアメリカ単独の他国攻撃は許されるのかという大きな問題を抱えている。
日本政府はイラク戦争に続いて「シリア戦争」でも同じ過ちを繰り返すことになったと思わざるをえない。
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