716男子は韓国,女子は南北合同チームコリアと対戦(世界卓球選手権(団体戦))

男子は準々決勝が始まる。日本は1回戦で香港に,張本,水谷,丹羽のオーダーで 3-0 と快勝し,韓国と対戦する。午後9時30分(日本時間)開始予定だ。張本,水谷,丹羽のオーダーで臨むだろう。3人で1勝ずつ,あるいは2点起用の張本と水谷のどちらかで2勝を狙う。3番手の丹羽の出来で試合の結果が大きく変わってくる。
ほかに,中国とオーストリア(午後6時),イングランドスウェーデン(午前1時),ドイツとブラジル(同)がある。オーストリアポルトガルに,スウェーデンは台湾に,ブラジルはクロアチアにともに 3-2 の接戦を演じてベスト8に勝ち残った。予選リーグで2敗したオーストリアがしぶとく残り,カルデラノ(CALDERANO Hugo,WR12)が率いるブラジルは初めてのベスト8進出である。
女子は中国対香港(午後9時30分),日本対南北合同チームコリア(午後6時)の準決勝がある。日本は伊藤,石川,平野の出場は間違いない。コリアチームは,韓国の徐孝元(SUH Hyowon,WR12),梁夏銀(YANG Haeun,WR27),北朝鮮のキム・ソン・イ(KIM Song I,WR49)の3選手か。徐とキムのチョッパーでオーダーを組む可能性が高い。伊藤,石川,平野で1勝ずつで決勝進出だ。
準々決勝で対戦予定だった韓国と北朝鮮が合同チームを結成するという急展開になった。チャンピオンシップ部門24チームに男女とも韓国と北朝鮮がエントリーされていた。男子は予選リーグBで最下位だった。女子は決勝トーナメントに進み,1回戦でロシアに勝っていた。この段階での合同チーム結成は大会そのものの公平性(もし大会前に決まっていればチャンピオンシップエントリーのチームは他のチームになっていた)と卓球連盟の組織運営(国毎のチーム編成ではなく協会毎の加盟となっており,国ではないイングランドや香港のように加盟できる)に禍根を残す。
南北朝鮮の板門店宣言で今夏のアジア大会から合同チームを結成するとなっていたから,大会開催中の合同チーム結成はあまりにも唐突である。1991年世界選手権千葉大会で荻村伊知朗会長のもとで実現した合同チーム結成やその後のパレスチナの国際大会参加とはあまりにも落差がある。