1140早田ひな,二冠(WTTスターコンテンダー・ドーハ大会)

WTTスターコンテンダー・ドーハ大会(2021年9月20日〜25日)の混合ダブルスの戸上隼輔・早田ひなペアが,女子シングルスの早田が,女子ダブルスの長﨑美柚・安藤みなみペアが,それぞれ優勝した。
戸上・早田ペアは,1回戦のシンガポールのチュウ(CHEW Zhe Yu Calarence)・曾尖(ZENG Jian)ペア,準々決勝の香港の何鈞傑(HO Kwan Kit)・李皓晴(LEE Ho Ching)ペア,準決勝の香港の黃鎮廷(WONG Chun Ting)・杜凱琹(DOO Hoi Kem)ペア,決勝の韓国の張禹珍(JANG Woojin)・田志希(JEON Jihee)ペアと,アジアの強豪ペアに勝ち,優勝した。1回戦3-0以降はすべて3-1と余裕の初優勝だった。
女子シングルスの早田は,2回戦のオーストリアのミシェク(MISCHEK Karoline),3回戦の韓国の崔孝珠(CHOI Hyojoo),準々決勝の安藤みなみ,に3-0で勝った後,準決勝では第1シードで韓国の田志希(JEON Jihee),決勝では第2シードで香港の杜凱琹(DOO Hoi Kem)にも打ち勝ち,こちらもWTTシリーズ初優勝となった。準決勝では0-3からの大逆転で,途中相手のイエローカードで一気に流れを引き寄せた。
女子ダブルスの長﨑・安藤ペアはノーシードながら,1回戦では香港の吳穎嵐(NG Wing Nam)・朱成竹(ZHU Chengzhu)ペア,準々決勝では香港の李皓晴(LEE Ho Ching)・杜凱琹(DOO Hoi Kem)ペア,準決勝ではシンガポールの林叶(LIN Ye)・曾尖(ZENG Jian)ペア,決勝では第1シードの韓国の梁夏銀(YANG Haeun)・田志希(JEON Jihee)ペアに勝ち,こちらも初優勝となった。初戦のみ1ゲームを失ったが,その後の3試合を3-0の完勝だった。
男子シングルスは,第2シードのブラジルのカルデラノ(CALDERANO Hugo)が東京オリンピック2020で張本に勝ったスロベニアのヨルジック(JORGIC Darko)との決勝を制し優勝した。第1シードで東京オリンピック2020の銅メダリストのドイツのオフチャロフ(OVTCHAROV Dimitrij)は初戦で韓国の趙勝敏(CHO Seungmin)に負ける波乱があった。カルデラノ,ヨルジックや準々決勝まで進んだノルウェーのオラー(OLAH Benedek)のような強烈なバックハンドを振り切るプレーヤー(プレー)が随所で目立っていた。
男子ダブルスは,予選勝ち上がりのノーシードだった韓国の趙勝敏(CHO Seungmin)・安宰賢(AN Jaehyun)ペアがイングランドのドリンコール(DRINKHALL Paul)・ピッチフォード(PITCHFORD Liam)ペアに勝ち優勝した。宇田幸矢・戸上ペアは準決勝で韓国ペアに及ばず決勝進出はならなかった。