1735塩見直紀著『半農半X的 これからの生き方キーワード AtoZ』

書誌情報:農文協,191頁,本体価格1,400円,2023年6月20日発行

著者は,故郷綾部で半農半Xを実践し(現在は妻の故郷下関に移住),人と地域,集落のX(天職)を可視化し続けている。そのための提案を,古典的編集手法「AtoZ」を使って半農半Xを実現するためにキーワード26にまとめた理論書兼実践書である。
愛媛ゆかりの坂村真民(Eの項)や無茶々園(Fの項)などにも触れ,半農半Xの生き方の構図を描きだしていた。いろいろ模索しながら未来を見据えた実践例の紹介とほどよい理屈に先人の智慧の挿入が心地よかった。