190丸善ライブラリーニュース復刊第5号

2009年2月23日発行の最新号(通号157号)が届いた。お茶の水女子大学の例から,現代社会を知識基盤社会としてそのなかで図書館をどのように位置づけるかについてと昨年11月開催された第10回図書館総合展の報告が掲載されている。丸善ライブラリーニュースアドバイザーとしてARGの岡本さんが主宰した公開編集会議の模様も収録(→http://d.hatena.ne.jp/arg/20090227/1235691063)されている。
知識基盤を支えることと教育支援・生活支援機能をもつラーニング・コモンズとは,前者が伝統的な図書館機能の充実を,後者が利用者の視点からの新しい機能の付加を主張することで,まだ交差するところまではいっていない印象をもった。

執筆者 タイトル
羽入佐和子 知識基盤社会を担う大学図書館と哲学
茂出木理子 お茶大図書館ハッピー宣言!――アピールする図書館戦略――
佐藤義則 (特集 第10回図書館総合展 丸善フォーラム報告)大学図書館のサービス評価とマネージメント――LibQUAL+Rの意義と活用
市古みどり (特集 第10回図書館総合展 丸善フォーラム報告)図書館利用者を知るための調査――LibQUAL+R(ライブカル)の実施――
岡田高志 (特集 第10回図書館総合展 丸善フォーラム報告)大阪大学におけるLibQUAL+R実施の経緯とこれから
丸善ライブラリーニュースアドバイザー (特集 第10回図書館総合展 丸善フォーラム報告)「私の理想の図書館」公開編集会議
米澤 誠 (特集 第10回図書館総合展 丸善フォーラム報告)ラーニング・コモンズは図書館活性化の起爆剤となるか
小野智生 (欧州図書館紀行)欧州出版社・図書館事情
君 紀恵 「本」の原点にかえって