070愛媛大学ミュージアム特別展「子どもが生きる空間――日土小学校と松村正恒――」

八幡浜に木造モダニズム建築で知られる小学校校舎がある。松村正恒の設計による日土小学校である。山あいにある小さな小学校の中校舎と東校舎がそれである。
松村を紹介した花田佳明の文章などで日土小学校を知ったが,小学校校舎の現物はまだ見たことがない。一度は取り壊しの可能性もあった校舎の保存再生までの経過と学びの空間としての建築物ということも気になっていた。
特別展では写真と模型をもとに日土小学校と松村の建築思想を伝える大きな展示物に仕上がっていた。さながら日土小学校に空間移動したかのようだった。
2回のギャラリートークは終了し,ワークショップと校舎見学会が予定されている。特別展の会期は6月1日から7月29日までである。