073「三輪田米山の世界」展

招待券をもらったので,展示会初日に鑑賞してきた。掛け軸14幅,二曲屏風3双,扇1本,米山日記和綴本3冊など個人蔵のものが中心である。王維「田園楽」からの「鳥啼山客猶眠」と万葉集からの「蛙なく神なひ川にかけ見えて今やさくらむやまふきのはな」「うちのほる佐保のかはらのあをやきはいまははるへとなりにける鴨」の二曲屏風は愛媛大学図書館蔵の米山書だ。
米山直筆作品の豪放さが評者のような素人にも伝わってくる。3階特別展示室での小振りの展示会である。図録はない。A4一枚の「出展資料目録」が用意してあった。