183ニッタクのエルサルバドルでの卓球普及活動

国際協力機構(JICA)青年海外協力隊事務局編『クロスロード』(2012年12月15日発行)が回覧で回ってきた。JICA のボランティア事業の動向を知らせる冊子で,「JICAボランティア事業をご支援いただいている皆さまへ」と題したものだ。
事業概要・派遣現況,新制度「民間連携ボランティア制度」の事例,企業・団体とボランティアの連携を紹介している(サガミチェーン,マンダム,サントリー,アオキトゥーワン,ボイス,サラヤ,ベネッセ,イーオン,サンネットワークマエダ,ギラヴァンツ北九州,HRインスティチュート,徳島新聞社,阿波観光ホテルなど)。
このなかで,日本卓球株式会社(ニッタク)のエルサルバドルでの卓球普及活動に目が留まった(「寄贈された”卓球の道具”で卓球の普及活動が実現」[日本卓球株式会社])。2011年12月より2年間にわたってニッタク製の卓球用品を寄贈する「ニッタクドリームビルディング」であり,JICA 派遣のボランティアがそれを活用して卓球普及活動をしている。これまでに卓球台30台,ボール4000個,ラケット300本,Tシャツ500枚などを地方都市の学校や孤児院に寄贈してきた。エルサルバドルでは首都サンサルバドルの卓球連盟でしか卓球用品が購入できなかったそうだ。
ニッタクでは「『ニッタクドリームビルディング』活動報告」(2012年5月16日付)の「新着トピックス」(→http://www.nittaku.com/cgi/topics00/topics.cgi?page=16)を載せているだけで,いたって控えめだ。
一卓球愛好者である評者のラケットとラバー1枚はニッタク製である。ラバーの購入頻度を高めてささやかな支援としよう(記事をスキャンして約半分に縮小)。

今日の朝日新聞デジタル版に「(ニュースQ3)卓球ラケット「ドーピング」に孤独なボイコット」と題して水谷隼の国際大会ボイコットを取り上げていた(→http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201301100633.html)。すでに2回触れたことがあるので,今回はパス(関連エントリー参照)。