285日本の社会科学の知的伝統

アンドリュー・E・バーシェイ著(山田鋭夫訳)『近代日本の社会科学――丸山眞男宇野弘蔵の射程――』(下記関連エントリー参照)刊行後,福島大学で国際シンポジウム「日本の社会科学,その知的伝統――A. E. バーシェイ著『近代日本の社会科学』をめぐって――」が開かれた(2008年7月16日)。その報告を手にすることができた(福島大学経済学会『商学論集』第78巻第2号,2009年12月)。
当日の報告の再現ではなく,新たに書き下ろす形の論文集である。

  • Andrew E. Barshay, Social Science and Ethics: Further Questions, Further Thoughts (pp.62-71)
  • 寺出道雄「『近代日本の社会科学』をめぐって」 (pp.72-76)
  • 八木紀一郎「アンドリュー・E・バーシェイ『近代日本の社会科学』をめぐって」 (pp.77-83)
  • 馬場宏二「三題噺」 (pp.84-91)
  • 後藤康夫「構造と主体――山田盛太郎『日本資本主義分析』の変革像と戦後展開素描――」 (pp.92-98)