アンドリュー・E・バーシェイ著(山田鋭夫訳)『近代日本の社会科学――丸山眞男と宇野弘蔵の射程――』(下記関連エントリー参照)刊行後,福島大学で国際シンポジウム「日本の社会科学,その知的伝統――A. E. バーシェイ著『近代日本の社会科学』をめぐって――」が開かれた(2008年7月16日)。その報告を手にすることができた(福島大学経済学会『商学論集』第78巻第2号,2009年12月)。
当日の報告の再現ではなく,新たに書き下ろす形の論文集である。
- Andrew E. Barshay, Social Science and Ethics: Further Questions, Further Thoughts (pp.62-71)
- 寺出道雄「『近代日本の社会科学』をめぐって」 (pp.72-76)
- 八木紀一郎「アンドリュー・E・バーシェイ『近代日本の社会科学』をめぐって」 (pp.77-83)
- 馬場宏二「三題噺」 (pp.84-91)
- 後藤康夫「構造と主体――山田盛太郎『日本資本主義分析』の変革像と戦後展開素描――」 (pp.92-98)
- 関連エントリー
- 政治経済学・経済史学会編『歴史と経済』第204号→https://akamac.hatenablog.com/entry/20090731/1249048165
- 内田義彦著(山田鋭夫編・解説)『学問と芸術』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20090622/1245678876
- 寺出道雄著『知の前衛たち――近代日本におけるマルクス主義者の衝撃――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20090101/1230815505
- 山田鋭夫著『さまざまな資本主義――比較資本主義分析――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20081228/1230450283
- 八木紀一郎著『社会経済学――資本主義を知る――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20080804/1217838677
- 寺出道雄著『山田盛太郎――マルクス主義者の知られざる世界――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20080317/1205746483
- アンドリュー・E・バーシェイ著(山田鋭夫訳)『近代日本の社会科学――丸山眞男と宇野弘蔵の射程――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20080117/1200567244
- 平田清明著『平田清明 市民社会を生きる――その経験と思想――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20071117/1195289323
- 山田鋭夫・宇仁宏幸・鍋島直樹編『現代資本主義への新視角――多様性と構造変化の分析――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20070818/1187428572
- 北原勇・伊藤誠・山田鋭夫著『現代資本主義をどう視るか』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20070208/1170902749
- 1年前のエントリー
- 本田由紀著『「家庭教育」の隘路――子育てに強迫される母親たち――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20090111/1231661849
- 《一言自省録》家庭教育の臨界を主張した好著だと思う。
- 本田由紀著『「家庭教育」の隘路――子育てに強迫される母親たち――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20090111/1231661849
- 2年前のエントリ
- 佐藤優著『私のマルクス』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20080111/1200044556
- 《一言自省録》著者のマルクス論はその後フォローしていない。
- 佐藤優著『私のマルクス』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20080111/1200044556