ミックスダブルの決勝は北朝鮮のペア Kim Hyok Bong(男子ランキング45位)・Kim Jong(女子ランキング52位) が韓国のペア Lee Sangsu(男子ランキング48位)・ Park Youngsook(女子ランキング77位)に4-2 (11-6, 11-8, 11-3, 6-11, 8-11, 11-7) 勝って初優勝した。北朝鮮の個人優勝はバーミンガム大会(1977年)の女子シングルスのパク・ヨンスン,女子ダブルスのパク・ヨンオク(中国の楊瑩とペア)以来である。ちなみに日本人の個人優勝は平壌大会(1979年)の男子シングルスの小野誠治以来ない。北朝鮮ペアの優勝は,ミックスダブルで11大会連続優勝してきた中国の,また4大会続いた中国の全種目独占を阻止した意味でも歴史的なものとなった。
男子シングルスは現地時間の午前11時(日本時間午後6時)からいよいよ準々決勝が始まる。勝ち残っているのは,中国5,ドイツ2,日本1である。ランキング1位の許昕(Xu Xin)に挑戦するマツケンの試合に注目だ。順当ならランキング上位の許,張,王,馬の4人が準決勝に残るだろうが,それぞれに波乱含みだ。
- 男子シングルス準々決勝
- 許昕(Xu Xin)(ランキング1位)対松平健太(ランキング58位)【終了:4-2 (11-8, 9-11, 6-11, 14-12, 11-5, 11-8):マツケンの健闘が光る。2-1とリードした第4ゲームをジュースで落としたのが痛かった。ここまで許は顔が引きつっていた。2-2となって許にようやく余裕が出た。丹羽の馬龍戦といい,世界トップ選手との価値ある負けである。】
- Patrick Baum(ランキング29位)対張継科(Zhang Jike)(ランキング4位)【終了:1-4 (11-9, 6-11, 10-12, 2-11, 3-11):第3ゲームの10-6からの6連続ポイントで逆転し,張が一気に調子を出した。あとは張の一方的な展開になった。】
- 王皓(Wang Hao)(ランキング3位)対閻安(Yan An)(ランキング14位)【終了:4-2 (8-11, 11-9, 11-6, 12-14, 11-8, 11-2):王皓の気力充実。今大会はフォアでの強打を意識しているようだ。】
- Timo Boll(ランキング5位)対馬龍(Ma Long)(ランキング2位)【終了: 2-4 (4-11, 9-11, 11-9, 8-11, 11-8, 9-11):第1ゲーム以外はどちらに転んでもおかしくない接戦だった。】
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