313女子団体準優勝(第22回アジア卓球選手権大会)

タイ・パタヤで開催されている第22回アジア卓球選手権大会(9月26日〜10月3日)の女子団体決勝で日本は中国に 0-3 で負け準優勝だった。
台湾との準々決勝,香港との準決勝では,福原愛伊藤美誠平野美宇の3選手で 3-0 と勝った。エントリーしていた石川佳純は太ももの負傷で急遽キャンセルする事態にも伊藤と平野の中学生が健闘し決勝に進んでいた。決勝では福原が朱雨玲に,伊藤が丁寧にそれぞれ 0-3 で,平野が陳夢に 1-3 で中国に及ばなかった。
男子は準決勝まで終わり,日本は準々決勝でイランに 3-0(丹羽孝希村松雄斗,吉村真晴),準決勝で台湾に 3-0(大島祐哉,吉村,丹羽)で勝ち明日の中国との決勝にのぞむ。中国は韓国との準決勝で張継科が張禹珍に 2-3 で負けたが,樊振東が2勝ししっかりフォローした。
明日の中国戦はワールドツアーで馬龍と許しん(「日」に「斤」)に惜敗した大島と吉村を起用するだろう。丹羽も馬に勝ったことがあり,熱戦を期待したい。中国は馬と樊の2点,C(あるいはZ)に許を起用するのではないかと予想する。現在中国でもっとも強く安定しているのが18歳の樊。2点起用は間違いない。その樊も一年前の大会(アジア競技会卓球)のシンガポール戦でなんと2敗している。日本にチャンスがないわけではない。大島と吉村の試合次第だ。
世界の卓球をリードするのは中国を筆頭にしたアジアの諸国である。同時期に開催のヨーロッパ選手権は Live Stream があるのにアジア選手権はない。ヨーロッパの冠スポンサーが Liebherr でアジアのそれがスズキだからではあるまい。アジア各国・地域の卓球連盟を束ねるアジア卓球連盟の IT 「非」利用戦略が関係しているのかもしれない。