329石川佳純,準決勝へ(女子卓球ワールドカップ)

石川佳純(WR5)がベスト4に進んだ。1回戦でドイツのイバンチャン(IVANCAN Irene,WR42)に 4-0 (11-4, 11-6, 11-7, 11-3)と快勝し,準々決勝ではオーストリアリュウ・ジャー(劉佳 LIU Jia,WR28)に 4-2 (11-8, 6-11, 5-11, 17-15, 11-3, 11-7) で逆転勝ち。第4ゲームの競り合いを粘ってとったのが大きかった。
逆に福原愛は準々決勝でドイツのゾリヤ(SOLJA Petrissa,WR26)に 3-0 の絶対リードから逆転され,3-4 (11-8, 11-6, 11-2, 12-14, 5-11, 8-11, 6-11) でベスト8に終わった。第4ゲームのジュースを落としてからゾリヤのペースになった。絶対有利もちょっとしたきっかけで試合の流れが変わる。それまでゾリヤを振り回していた展開がまったく逆になった。
中国二強の一角,朱雨玲(ZHU Yulin,WR3)がオランダのリー・ジャオ(李佼 LI Jiao,WR27)にまさかの敗退。42歳(リー)と20歳(朱)との年齢差もさることながら,かつて一世を風靡した中ペン裏ソフト(リー)の速攻に現代型シェークハンド(朱)が負けるという番狂わせも驚きだ。サーブ,バックでのブロック,そして速攻が見事にはまった。
福原に勝ったゾリヤは第1シードの中国の劉詩雯(LIU Shiwen,WR2)と,石川はリー・ジャオと準決勝であたる。石川とリーとは石川の2勝3敗と負け越している。ここは是非とも勝って対戦成績をイーブンにし,決勝に進んでほしいところだ。
明日は,劉対ゾリヤは明日10時,石川対リーは10時45分,3位決定戦は13時30分,決勝は14時30分に予定されている。