375女子,決勝進出(卓球世界団体選手権)

日本女子は準決勝で北朝鮮に3-1で勝ち,決勝に進んだ。
トップの伊藤(A)はチョッパーのKIM Song I(X)のカットにまったく合わずいいところなく敗れた(4-11, 6-11, 7-11)。
第2試合の石川(B)は同じくチョッパーのRI Myong Sun(Y)のカットに緩急をつけて対応し3-0 (11-6, 11-8, 11-5) で退けた。
第3試合の福原(C)は左腕のRI Mi Gyong(Z)に1ゲームを取られたが危なげなく勝った(11-5, 11-6, 2-11, 11-6)。
第4試合の伊藤(A)はRI Myong Sun(Y)に第1ゲームを簡単に落とす。第1試合から連続4ゲームを落とし勝つ兆しはまったくなかった。ここで吹っ切れたか,第2ゲームを粘って1-1にする。第3ゲームは競ってなんと18-20で落とす。6回のゲームポイントをしのぎ,逆に3回のゲームポイントをものにできずこのまま終わるかと思いきや,第4ゲーム,第5ゲームはバックへのアップサービスが効き強打がことごとく決まり,3-2 (4-11, 11-8, 18-20, 11-7, 11-7) で石川に勝負を委ねることなく北朝鮮を振り切った。
石川と福原が完勝し,伊藤の負けを引きずらなかったのが勝因だ。伊藤は土壇場でびびることなく攻めを繰り出したのは見事。
決勝ではまたまた中国に挑戦する。中国は準々決勝のオランダ戦で中国から帰化した2選手に手こずっていた。焦点は福原と伊藤のどちらを2点起用するかだろう。