376男子も決勝進出(卓球世界団体選手権)

準決勝の対イングランド戦が今終わった。水谷,吉村の2点起用,大島の1点起用は結果オーライながら薄氷を踏む勝利だった。
トップの水谷がドリンコール(DRINKHALL Paul)を3-0 (11-8, 11-9, 11-4) と好スタートをきり,吉村がピッチフォード(PITCHFORD Lian)に3-2 (11-5, 12-14, 11-7, 10-12, 11-9) と逃げ切り,三番手の大島で決まりと思った。吉村は最終ゲーム6-9から連続5ポイントで勝利を引き寄せた。
その大島がウォーカー(WALKER Samuel)に自分のペースで卓球ができず,1-3 (6-11, 6-11, 11-8, 9-11) と押し切られた。
四番手の水谷は0-2の劣勢から1ゲームを取り返し,第4ゲームを6-10から起死回生の6連続ポイントで最終ゲームにつなぎ,最後は逃げ切り 3-2 (8-11, 10-12, 11-7, 12-10, 11-6) で39年振りで決勝進出を決めた。
吉村といい水谷といい追い詰められた後の盛り返しが見事だった。前回大会は下位リーグから這い上がって準決勝まで進んだ,卓球発祥の地・イングランドの健闘はすばらしい。個人と団体の世界ランキングでは日本にはるかに及ばない。予選リーグではドイツに勝ち,同じ予選リーグで零封されたフランスを決勝トーナメントで破った。今大会を盛り上げた最大の功労チームである。
明日はいよいよ男女の決勝がある。男女とも日中対決となった。男子は12大会連続,女子は23大会連続決勝進出の最強・中国に一泡吹かせる時がやってきた。