511水谷と平野が優勝(卓球全日本選手権)&世界選手権デュッセルドルフ大会代表

男子シングルスは水谷隼が吉村和弘に 4-1 (9-11, 11-7, 11-8, 13-11, 11-6) で勝ち,4連覇で9回目の優勝を飾った。11年連続で決勝に進み,そのうち9回優勝というすばらしい結果となった(12年吉村真晴,13年丹羽孝希に負けて準優勝)。安定した試合運びで終始吉村を圧倒した。ノーシードから決勝まで進んで最後まで健闘した吉村は第1ゲームをとり,連続6ポイントで一時は7-3とリードしていた第4ゲームをジュースで負けたのが響いた。
水谷は準決勝で平野友樹に0-2からの逆転で薄氷の決勝進出だった。吉村も吉田海偉に1-3からの大逆転で決勝に進出していた。
女子シングルスは平野美宇石川佳純に 4-2 (11-6, 12-10, 8-11, 11-9, 9-11, 11-6) で嬉しい初優勝だった。16歳9ヶ月(283日)はこれまでの17歳(88年佐藤利香の17歳1ヶ月,11年の石川の17歳11ヶ月)を更新する史上最年少のチャンピオンである。第1ゲームから攻めの姿勢を貫き石川を守勢に回らせていた。石川は第4ゲームの9-10からの浮いた3球目をスマッシュミス。また,第5ゲームの2-8の劣勢から連続7ポイントで挽回し平野のサービスミスを引き出す粘りをみせた。
大会終了後,世界選手権デュッセルドルフ大会(個人戦)の代表が発表された。強化本部推薦で張本が選ばれている。