564アフリカ王者に挑んだ12歳(「世界卓球2017ドイツ」)

父親が日本人,母親がフィリピン人の小野立夢(りずむ)はフィリピン代表として女子シングルスの予選に出場した。相手は41歳のナイジェリアのオショナイケ(OSHONAIKE Olufunke)で,オリンピックに6回出場し,アフリカ選手権で12個のメダルを獲っている,アフリカを代表する女子選手である。
小野は日本で生まれ,日本の中学1年生。12歳の小野と41歳のオショナイケとの対戦は,2-4でオショナイケが勝った。ITTF では 'What happens when your opponent is 29 years younger than you?' との見出しでニュースになっていた(→http://www.ittf.com/2017/05/29/happens-opponent-29-years-younger/)。
中国女子監督の孔令輝(KONG Linghui)に帰国命令が出たニュースも報じられている(→http://www.ittf.com/2017/05/30/chinese-table-tennis-association-suspends-kong-linghui/)。シンガポールのカジノでの借金未返済が裁判になったことが理由とのこと。中国では公務員の賭博行為は禁止されており,男子シングルス最年少優勝者(19歳211日,1995年大会),男子ダブルス最年少優勝者(21歳201日,1997年大会)として卓球史に名を残す孔令輝の「退場」は中国選手の士気に大きな影響を及ぼすだろう。