640早田・平野ペアで初優勝（卓球ワールドツアー・ドイツオープン）

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女子ダブルスの早田ひな・平野美宇ペアは台湾の陳思羽（CHEN Szu-Yu）・鄭怡静（CHENG I-Ching）ペアに 3-0 で勝ち，このペアとしてワールドツアー初優勝をはたした。平野は伊藤美誠と組んだペアで史上最年少優勝したことがある。
男子ダブルスの張本智和・木造勇人ペアは韓国の鄭栄植（JEOUNG Youngsik）・李尚洙（LEE Sangsu）ペアに 2-3 と逆転負け，中国オープンと同様準優勝にとどまった。2-0 と出だしはよかったが，徐々に相手ペアの歯車が合いはじめ，第4ゲームも数回のマッチポイントを逃したのが痛かった。
男子シングルスはドイツ選手同士となり，オフチャロフ（OVTCHAROV Dimitriu）がボル（BOLL Timo）に 4-3 と振り切り，中国オープン，ワールドカップに続いて先輩ボルに勝った。
女子シングルスも中国選手同士の決勝を陳夢（CHENG Meng）が朱雨玲（ZHU Yulling）に 1-3 の劣勢から盛り返し， 4-3 で逆転勝ちした。
世界ランキング20位代といえども予選からの勝ち残りというレベルの高い大会で，男子シングルスでは絶対本命の樊振東（FAN Zhendong）はオフチャロフに，許しん（「日」に「斤」）（XU Xin）は韓国の李尚洙（LEE Sangsu）に完敗した。また，若手期待の林高遠（LIN Gaoyuan）はワールドカップに続きボルに連敗した。日本選手が絡めなかったのが残念だ。
今週は引き続きスウェーデンオープンがあり，オフチャロフとボルはエントリーしていないが，男子では樊，許，林らの中国選手のほか，主だった日本選手も参加予定だ。女子も中国の丁寧（DING Ning），陳，朱のトップ選手のほか，石川，伊藤，平野らもドイツオープンに続いて参加する。女子ダブルスでは早田が伊藤とのペアで第2シードだ。
スウェーデンオープンも中国トップ選手のエントリーで高レベルの大会になっている。