大学ジャーナリスト・石渡嶺司さんを講師にむかえ,「愛媛大学の未来を創る広報戦略――他大学の失敗と成功から考える――」のセミナーがあった。大学広報についての大前提,広報の失敗例,広報の成功例,愛媛大学への提言を柱とする2時間のセミナーだった。大学広報について実例を挙げての話題提供は,すでに触れたロゴマークとマスコットキャラクターを決定したばかりの愛媛大学にとって学ぶことが多かった。
講演の後では,就職,学生支援関係教職員との意見交換の機会があり,大学での学びが究極の就活だということでは同じ問題意識を共有できた。この点では,もうすぐ出る田中秀臣さんの新著(『偏差値40から良い会社に入る方法』[isbn:9784492260982],参照:「大学生たちの就職を考える」→http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20091113#p2)とも共通することだろう。
石渡さんの著書については,下記関連エントリーで触れ,シニカルなタイトルにシニカルに応えた。共著を含む,『就活のバカヤロー!』([isbn:9784334034818]),『強い就活!』([isbn:9784887597488]),『ヤバイ就活!』([isbn:9784569772790])については未読だ。
- 関連エントリー
- 愛媛大学の「ロゴマーク」・「校名ロゴ」・「マスコットキャラクター」→https://akamac.hatenablog.com/entry/20091111/1257948487
- 石渡嶺司著『大学進学・就活 進路図鑑2010』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20090610/1244642789
- 絶望的な「大学の絶望」論――『中央公論』2009年2月号の特集→https://akamac.hatenablog.com/entry/20090114/1231943106
- 愛媛大学広報セミナー→https://akamac.hatenablog.com/entry/20090204/1233740011
- 愛媛大学広報シンポジウム→https://akamac.hatenablog.com/entry/20071207/1197020034
- 石渡嶺司著『最高学府はバカだらけ――全入時代の大学「崖っぷち」事情――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20071106/1194341149
- 1年前のエントリー
- おさぼり
- 2年前のエントリ
- フランシス・ウィーン著(中山元訳)『マルクスの『資本論』』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20071113/1194948193
- 《一言自省録》自分の得意な分野につきすっきりとまとまったと思う。
- フランシス・ウィーン著(中山元訳)『マルクスの『資本論』』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20071113/1194948193