1358中條省平著『世界一簡単なフランス語の本』

書誌情報:幻冬舎新書(494),219頁,本体価格780円,2018年3月30日発行

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高校生の頃,学年が進むにつれ経済学部に取って代わってしまったが,おフランスへの憧れからフランス語学科が第一志望だった。大学に入れば第2外国語でドイツ語を選び,またもやフランス語から遠ざかってしまった。フィジオクラシーを知ろうと思えばフランス語が必須。ひと頃は文法書から本格的に挑戦するも途中で挫折してしまった。日仏会館もすぐ大学傍にあったのに。評者にとってはフランス語はトラウマになっている。
フランス語の「大体」がわかり,とにもかくにもフランス語に親しめる点では著者のまさに狙い所に落ちてしまった。おフランスの言葉に少し近づいたのは間違いない。