1357藤本和子著『塩を食う女たち――聞書・北米の黒人女性――』

書誌情報:岩波現代文庫(文芸303),262頁,本体価格980円,2018年12月14日発行

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塩を食うとは塩のごとく辛苦を経験する者たち,と同時に塩を食べて傷を癒す者たちのことだ。黒人であるとは肌の色だけでなく,精神的・心理的でもあり,社会的事実であることを教えてくれる。黒人の女であることの痛みと力を知ることができる。
もとは晶文社から1982年10月に出版されたものだから40年近く前の作品だ。