1180私立大学の入学志願動向(2020年度)

日本私立学校振興・共済事業団が2020年度の入学志願動向をまとめ公表した(→https://www.shigaku.go.jp/files/shigandoukouR2.pdf)。
599大学のうち593大学が回答しており,大学の規模別,地域別,学部系統別に志願倍率,合格率,入学定員充足率などがわかる。これらのうち入学定員充足率が100%未満の大学は184大学(前年度比-10大学),31.0%(前年度比-2%)である。過去5年間では237大学(41.1%),229大学(39.4%),210大学(36.1%),194大学(33.0%),184大学(31.0%)といわゆる定員割れ大学の数・比率は減少している。
この調査からは入学者のうち推薦(広く一般入試・センター利用入試以外の推薦・AO入試)での割合もわかる(「入学定員充足率等の推移」40ページ)。これも過去5年間をみると,45.3%,45.8%,46.7%,48.5%,50.6%となり,初めて半分を超えた。全体としての数字なので規模別,地域別,学部系統別は分からない。私立大学においては一般入試・センター利用入試で入学する学生は多数派ではなくなった。
短期大学においては入学定員充足率が100%未満は206短大(66.9%),204短大(67.1%),212短大(70.4%),228短大(76.8%),215短大(73.9%)となっている。