591経済理論学会第60回大会第2日

午前中に分科会,午後に共通論題だった。共通論題は「大震災・原発問題と政治経済学の課題」と題して,災害論(宮本憲一),環境論(吉田文和),運動論(後藤康夫)の報告と討論があった。
午前の段階で外国からの参加者(複数)から,大学ゲストハウス宿泊証明書と報告証明書を発行して欲しいと言われ,英文の証明書を急ぎ作成するために四苦八苦した。この種の証明書は大会前に連絡してくれるのが常識だと思う。当日になって今日中に発行して欲しいとはなんとも虫のいい話だ。
ところで,この外国人を含めゲストハウスを10人ほどに紹介して宿泊してもらった。大学に宿泊許可を取り許可書を郵送した。数人をのぞいて,許可書を受け取ったの連絡どころか学会で会っても一言もない。大学教員やその卵にとってはそんなもののようだ。
てなことで,実は共通論題の報告をまったく聴くことができず,討論に入ってからのごく一部だけをなんとか聴くことができた。
今年の大会は参加し議論に加わったり知見を広めることではなく,大会の円滑な運営と参加者へのホスピタリティーが評者の役割だった。学生要員の頑張りもあり,全体としては合格点といっていいのではないかと自己採点している。