書誌情報:ナカニシア出版,214頁,本体価格2,700円,2025年3月31日発行
2019年度から2022年度にかけて実施した調査(分野別参照基準に依拠した分野別の習得度項目を使用した調査)にもとづき,文系10分野の専門教育の学習成果,習得度と職業スキル,大学入試との関係,大学時代のレポートと経験学習,COC+の効果,大学入学偏差と職業資格取得,大学院進学行動,大学教育の質,の分析をしている。
COC+事業の効果について,大学の地域教育は出身大学所在地と居住地の一致の有無と明確には関連しないとまとめていた。COC+関連大学出身者ほど,地域一致の割合が明確に高いわけではなく,地域教育型授業の受講経験は地域一致の有無と有意な関連はないという結論だ。COC+事業は地元就職率を高め,人材の地方への集積を目的としていた。つまり,COC+事業は結果的にはその目的を達成できなかったわけだ。
大学卒業者の地域定着は大学における地域関連授業の履修歴だけではなく,出身地,大学所在地の就職状況などによっても違ってくる。「大学の地域教育は出身大学所在地と居住地の一致の有無と関連するのか」とする問い自体が簡単化しているのではないかと思う。
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