1832江利川春雄著『英語と明治維新ーー語学はいかに近代日本を創ったかーー』

書誌情報:ちくま新書(1853),318頁,本体価格1,000円,2025年4月10日発行

幕府や西南雄藩の近代化政策と外国語教育,英語と新国家創出事業,漢学,蘭学,独語,仏語などとのせめぎ合い,日本語との確執など,語学(とりわけ英語)から見た明治維新論である。
資本主義発達史という社会科学の王道理論に英語利用・受容を取り込んだ意欲的な著作で,奥行きが広い。近代学校制度と英語の普及について論じた前著『英語と日本人ーー挫折と希望の二〇〇年ーー』(ちくま新書1704[isbn:9784480075314])が詳しい。