060ダーウィン・進化論と歴史学――『種の起源』刊行150周年によせて――

大学で見たシンポの案内から。メトロポリタン史学会は旧東京都立大学時に関係者が中心になって立ち上げた学会のようだ。ダーウィンへのマルサス人口論の影響についてはよく知られている。また,マルクスは自署の『資本論』をダーウィンに贈っているし,書簡などではダーウィンマルサス理解について論評している。都合がつけば聴いてみたい企画だ。

メトロポリタン史学会第5回秋季シンポジウム「ダーウィン・進化論と歴史学――『種の起源』刊行150周年によせて――」
今年2009年はダーウィンの『種の起源』が刊行されてから150年にあたります。また,ダーウィンの生誕200年でもあります。メトロポリタン史学会では,これを記念して,秋季シンポジウム「ダーウィン・進化論と歴史学――『種の起源』刊行150周年によせて――」を企画しました。
ダーウィン種の起源』が歴史学や社会諸科学に与えた影響は疑いもなく大きいものがあります。しかし,本来,生物学の分野における業績である『種の起源』が,なぜ人間とその社会にかんする研究分野にまで大きな影響を及ぼしたのでしょうか。本シンポジウムは,この点について,いくつかの角度から接近することを目的としています。会員のみなさんの参加をお待ちしております。