大学で見たシンポの案内から。メトロポリタン史学会は旧東京都立大学時に関係者が中心になって立ち上げた学会のようだ。ダーウィンへのマルサス人口論の影響についてはよく知られている。また,マルクスは自署の『資本論』をダーウィンに贈っているし,書簡などではダーウィンのマルサス理解について論評している。都合がつけば聴いてみたい企画だ。
メトロポリタン史学会第5回秋季シンポジウム「ダーウィン・進化論と歴史学――『種の起源』刊行150周年によせて――」
今年2009年はダーウィンの『種の起源』が刊行されてから150年にあたります。また,ダーウィンの生誕200年でもあります。メトロポリタン史学会では,これを記念して,秋季シンポジウム「ダーウィン・進化論と歴史学――『種の起源』刊行150周年によせて――」を企画しました。
ダーウィン『種の起源』が歴史学や社会諸科学に与えた影響は疑いもなく大きいものがあります。しかし,本来,生物学の分野における業績である『種の起源』が,なぜ人間とその社会にかんする研究分野にまで大きな影響を及ぼしたのでしょうか。本シンポジウムは,この点について,いくつかの角度から接近することを目的としています。会員のみなさんの参加をお待ちしております。
- 日時: 2009年11月28日(土) 午後1時〜午後5時30分
- 会場:首都大学東京(東京都立大学)本部棟大会議室(京王相模原線南大沢駅下車徒歩5分)
- 【報告】13:00〜16:20
- 【懇親会】18:00〜20:00
- メトロポリタン史学会 〒192-0397東京都八王子市南大沢1−1
- 首都大学東京都市教養学部人文・社会系国際文化コース 歴史・考古学分野内
- 042-677-2110(木村誠研究室) http://www.geocities.jp/metropolitanshigaku/
- 関連エントリー
- ダーウィン生誕200周年記念シンポジウム→https://akamac.hatenablog.com/entry/20090718/1247907695
- ダーウィン生誕200年記念進化学プレ・シンポジウム2008→https://akamac.hatenablog.com/entry/20080916/1221557444
- 中原英臣・佐川峻著『新・進化論が変わる――ゲノム時代にダーウィン進化論は生き残るか――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20080902/1220347902
- 篠田謙一・宮崎正勝・岡田晴恵・安田喜憲監修『科学で見る世界史』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20080427/1209298732
- ダーウィン展および図録→https://akamac.hatenablog.com/entry/20080329/1206797486
- 服部文男遺稿に寄せて→https://akamac.hatenablog.com/entry/20080225/1203931420
- ナイジェル・コールダー著屋代通子訳『オックスフォード・サイエンス・ガイド』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20070721/1185006279
- 長谷川眞理子著『ダーウィンの足跡を訪ねて』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20070523/1179914249
- 飯田裕康・出雲雅志・柳田芳伸編著『マルサスと同時代人たち』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20070416/1176717078