男子シングルスは,松平健太(WR28)が準々決勝で樊振東(WR9)に 4-2 (8-11, 11-6, 11-3, 11-9, 8-11, 11-3)と圧勝し,準決勝で優勝した馬龍(WR1)に 1-4 (5-11, 5-11, 11-9, 4-11, 7-11) と及ばず第3位だった。第3ゲームからしゃがみ込みサーブを多用し1ゲームを取ったが,馬の攻撃に屈した。
水谷(WR14)は準優勝した閻安(WR10)に 3-4 (9-11, 11-6, 12-14, 5-11, 11-7, 11-6, 7-11) と一歩及ばなかった。スコアをみると,第3ゲームのジュースを落としたのが痛かった。樊も閻も7月になってランキングトップ10になったばかりの中国の次世代を担う若手である。
丹羽(WR19)は準々決勝で馬に 2-4 (1-11, 11-8, 11-5, 8-11, 6-11, 5-11) と一時はリードする展開ながら逆転負けだった。松健,水谷,丹羽とも可能性を残す敗退といえるだろう。
準決勝の松健対馬,許対閻はビデオで観ることができる(→http://tabletennista.com/2013/7/ma-long-yan-an-into-the-mens-singles-final/)。許(WR2)は国際大会でいつも上位にくるが,中国選手対決で負けている。
女子ダブルスの石川佳純・森薗美咲ペアは準優勝した丁寧・劉詩雯ペアに 2-3 (5-11, 11-7, 11-6, 8-11, 5-11) と逆転負けし,福原愛・松澤茉里奈ペアは優勝した朱雨玲・陳夢ペアに 0-3 (5-11, 8-11, 8-11) とストレート負けだった。
混合ダブルスでの韓国ペアの優勝(丹羽・平野ペアが準優勝)以外は圧倒的に中国が強かった。ベスト4をみると,男子シングルスは 3/4,女子シングルスは 4/4,男子ダブルスは 3/4,女子ダブルスは 4/4 とさながら中国国内選手権である。そんななかで日本は,団体(男子準優勝,女子第3位)とシングルスで中国の一角になんとか食い込む活躍をみせた。
海の向こうで開かれていた ITTF ワールドツアーの US オープンで,予選勝ち上がりの阿部恵(サンリツ,WR203)がランキング上位者を連破して優勝した。決勝では実力者のサマラ・エリザベータ(Samara Elizabeta,ルーマニア,WR19)に 4-1 (11-6, 11-5, 11-5, 5-11, 11-7) と圧勝した。ITTF では「驚きの女子シングルスチャンピオン」と写真入りで報じている(→http://www.ittf.com/_front_page/ittf_full_story1.asp?ID=32186&Category=general&Competition_ID=&)。
松山であった第22回日本卓球リーグ・ビッグトーナメント(4月14日)に前年度優勝者の第1シードとして出場し,2回戦で藤井優子(日本生命)に 0-3 で負けていた。パンフレットの「得意技もしくは試合でのアピールポイント」に「奇想天外なプレー」と書いている。
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- 小林昇著作目録ブログ版(1987)→https://akamac.hatenablog.com/entry/20110707/1310045472
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- 『IDE現代の高等教育』第522号(2010年7月号)→https://akamac.hatenablog.com/entry/20100707/1278511365
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- とても便利な Mac 用 Gmail チェッカー→https://akamac.hatenablog.com/entry/20090707/1246973497
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- 「イタリア美術とナポレオン」展および図録→https://akamac.hatenablog.com/entry/20080707/1215425728
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- 関口すみ子著『大江戸の姫さま――ペットからお輿入れまで――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20070707/1183797503