184水谷,準決勝進出(卓球男子ワールドカップ2014)

第4シードの水谷隼(WR7)は,準々決勝で第5シードで台湾の荘智淵(CHUANG Chih-Yuan,WR8)に4-1 (5-11, 13-11, 11-6, 11-6, 15-13) で勝ち,日本時間で19時30分からの準決勝に進んだ。第2ゲーム7-10から挽回して1-1に持ち込んだ。第5ゲームは逆に10-8から追いつかれたが最後はネットインで勝利した。終始安定したプレーで危なげなかった。エッジ,ネットインも味方した。時折「ミズ,ミズ」(恐らく「水谷」の「ミズ」)の声援があり,10代にドイツ卓球修業していたことも後押しした。準決勝の相手・第1シードの馬龍(MA Long,WR3)には2004年以来10戦して10敗とまったく分が悪い。どこまで迫れるか注目だ。
準々決勝で観客の応援を受けていたのがナイジェリアのアルーナ(ARUNA Quadri,WR73)。第2シードの中国・張継科(ZHANG Jike,WR4)に2-4 (11-6, 7-11, 4-11, 7-11, 11-8, 8-11) と及ばなかったものの,エントリー20選手中下から4番目のランキングにもかかわらず,「アルーナ,アルーナ」の大きな声援を受けて善戦した。強烈なフォアドライブが最大の武器で,前陣からのバックストレート,フォア対フォアの引き合いに強い。
準決勝の第1試合が馬対水谷,第2試合が張対ボル(対戦成績は張4勝,ボル2勝)となった。