321水谷,決勝進出ならず(男子卓球ワールドカップ)

準々決勝第2試合の丹羽(WR13)対オフチャロフ(OVTCHAROV Dimitrij,WR5)は,1-4 (12-10, 6-11, 3-11, 8-11, 5-11) とオフチャロフの完勝に終わった。丹羽はワールドカップでの2試合を見るかぎりでは前陣でのブロックだけではなく,下がり気味の位置からのフォア強打を打っていた。
水谷(WR6)対ツボイ(TSUBOI Gustavo,WR65)は 4-0 (11-2, 11-6, 11-5, 11-7) と水谷の完勝。ツボイを翻弄しまったく危なげなかった。
準決勝第2試合,水谷対樊振東(FAN Zhendong,WR3)は 1-4 (11-8, 5-11, 5-11, 5-11, 7-11) で及ばず水谷の決勝進出はならなかった。第1ゲームをとったが第2ゲーム以降は樊のバックに押されフォア強打がオーバーミスしていた。フォアカウンターも強烈だった。樊のスピードと回転量は驚異的だ。
第1試合の馬龍(MA Long,WR1)対オフチャロフは 4-0 (11-4, 11-2, 11-7, 11-4) と馬の一方的な試合展開となった。これまでの対戦成績が馬の11戦11勝とオフチャロフを圧倒している。オフチャロフが得意とするラリー戦の前に馬に先手を取られ,強打を決められていた。
世界ランキング5位のオフチャロフ,同6位の水谷をもってしてもこの試合展開。中国トップ=世界トップの壁は厚くて高い。
現地ではこれから3位決定戦(オフチャロフ対水谷)と決勝(馬対樊)がある。