1072シュワルツ著(下川理人・下川航也訳)『素数モンスター――100までの数とそのキャラクターたち――』

書誌情報:数学書房,100頁以上(ページ表記なし),本体価格2,000円,2014年12月20日発行

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かけ算の知識だけで素数因数分解を理解するという子ども向け数学書。はじめの4つの素数モンスター(2,3,5,7)をもとに数字(合成数)にそれら素数モンスターがすべて入った絵が添えられている。子どもでも直観的に分かるように色彩豊かな図が印象的だ。絵から素数モンスターを探す工夫も仕掛けてあった。
任意の数までのすべての素数の見つけ方(エラトステネスのふるい)と素数の無限性(ユークリッドの証明)についての話題も折り込み,(素)数のおもしろさを詰め込んでいた。
著者はアメリカの大学の数学科教授で,翻訳者はアメリカでこの本に出会った小学生とその父親(数理科学者)である。