290大島,オフチャロフに勝つ(卓球ワールドツアー・中国オープン3日目)

ワールドツアー・中国オープン(8月5日〜9日,四川省成都)の3日目が終了した。
男子シングルス1回戦で大島祐哉が第5シードのオフチャロフ(OVTCHAROV Dimitrij,ドイツ)に 4-3 (4-11, 14-12, 12-10, 9-11, 14-12, 10-12, 11-5) と大接戦を制して金星をあげた。2回戦でも丹羽孝希に 4-3 (11-8, 12-10, 7-11, 4-11, 11-4, 5-11, 12-10) とこちらも大接戦をジュースでものにした。第1シードで臨んだU21では準決勝で敗退しただけにすばらしい。準々決勝の相手は吉田雅己と張継科(ZHANG Jike)に勝った荘智淵(CHUANG Chih-Yuan,台湾)。
第2シードの許しん(「日」に「斤」,XU Xin,中国)に挑んだ町飛鳥は 2-1 とリードする展開ながら逆転負け。自信になる敗退だ。
女子シングルスでは福原愛が1回戦で一度負けているリ・ミョンスン(RI Myong Sun,北朝鮮)に 4-3 (8-11, 7-11, 9-11, 11-7, 11-6, 11-5, 11-7) と絵に描いたような大逆転,2回戦で世界選手権3位の木子(MU Zi,中国)に 4-3 (9-11, 11-7, 11-6, 3-11, 12-10, 11-13, 14-12) と手に汗握る展開を制して準々決勝に進んだ。ゲームオール 5-10 から追いつくという奇跡的な勝利だった。相手は第1シードの丁寧(DING Ning,中国)だ。
石川佳純も1回戦でユー・モンユー(YU Mengyu,シンガポール)に 4-3 (11-5, 9-11, 11-5, 6-11, 9-11, 11-2, 11-7) ,2回戦で陳思羽(CHEN Szu-Yu,台湾)に 4-2 (8-11, 11-6, 11-8, 7-11, 11-4, 11-8) で勝ち,準々決勝で世界選手権混合ダブルスの優勝者・梁夏銀(YANG Haeun,韓国)と対戦する。
伊藤美誠はキム・ソンイ(KIM Song,北朝鮮)に 3-4 (11-9, 8-11, 11-9, 9-11, 11-8, 5-11, 5-11) と逆転負けで2回戦進出はならなかった。平野美宇とのダブルスも顧玉婷(GU Yuting)・木子(MU Zi)ペア(中国)に 0-3 (7-11, 8-11, 7-11) で初戦敗退となった。
U21男子シングルスでは大島が3位,同女子シングルスでは佐藤瞳が杜凱琹(DOO Hoi Kem,香港)に 3-1 (11-6, 11-5, 7-11, 12-10) で勝ち,U21での優勝記録を伸ばした。女子シングルスでは馮天薇(FENG Tianwei,シンガポール)に各ゲームを競りながらもリードする展開に持ち込めなかった。
明日は男女シングルスの2回戦の残りと準々決勝,男女ダブルスの準々決勝までが予定されている。