362水谷と石川,ともに3連覇(全日本卓球選手権大会)

男子シングルスは水谷隼が,準決勝で笠原弘光に,決勝で張一博に勝ち,3連覇を達成し8度目の優勝となった。決勝の対張戦では1ゲームを取られたが張の得意とする前陣での打ち合いでも,ラリーでも攻めていた。10連続決勝進出は偉業といっていい。6連覇がかかった4年前には吉村真晴に,3年前には丹羽孝希に負けた。3連覇がかかった今大会は前陣での攻めとブロックで強い水谷を見せた。
女子シングルスでは石川佳純が,準決勝で加藤杏華に,決勝で平野美宇に快勝し,3連覇し4度目の優勝を飾った。石川も6連続決勝進出とすばらしい。決勝では第3ゲームまでは打ち急ぐ平野のミスを誘い,第4ゲーム以降前陣での両ハンド攻撃が決まりだした平野に流れがいったが,第5ゲームを4-9から攻めて逆転した。
大会終了後に世界選手権クアラルンプール大会(団体戦)(2月28日〜3月6日,マレーシア)の残りの男女各1選手が発表された。男子は大島祐哉,女子は若宮三紗子が5人目の代表となった。日本卓球協会(JTTA)のHPでの発表よりも卓球王国のHPでの発表が早いとは。