863平成27年度「学術情報基盤実態調査」

  • 大学図書館
    • 図書館資料費の総額は,約730億円であり,前年度より約24億円増。そのうち,電子ジャーナル経費は,約276億円であり,円安の影響等もあり前年度より約30億円増。
    • オープンアクセスの観点から教育研究成果を無償公開する「機関リポジトリ」を持つ大学は,440校(全大学の56.5%)となり,初めて過半数を超えた。
    • 学生の主体的な学びを促すアクティブ・ラーニング・スペースは,,411校(全大学の52.8%)が設置し,これも初めて過半数を超えた。
  • コンピュータ及びネットワーク編
    • セキュリティポリシーの策定状況は,国立大学では全校で策定されているが,公立大学では84.9%,私立大学では64.9%。
    • 高速計算機(スーパーコンピュータ)の設置は,32校で計147台となり,前年度より22台増加。
    • 国立大学の65.1%がスーパーコンピュータを利用(他機関のものを利用する場合を含む)。情報システムのクラウド化は,594校(76.3%)が推進。101校(13.0%)が運用を検討中。クラウド化の効果として,469校(79.0%)が「管理・運用等にかかるコストの軽減」を,448校(75.4%)が「利便性・サービスの向上」を挙げている。