1287河野通和著『「考える人」は本を読む』

書誌情報:角川新書(K-134),287頁,本体価格800円,2017年4月10日発行

「考える人」は本を読む (角川新書)

「考える人」は本を読む (角川新書)

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メルマガ掲載稿をもとに,「読書を考える」,「言葉を考える」,「仕事を考える」,「家族を考える」,「社会を考える」で各4冊,「生と死を考える」で5冊,計25冊への読書案内兼「雑記帳」としてまとめたものである。
本の中味の紹介に紙数を割き,読んでいなくても梗概はわかる工夫をしていた。新刊書だけでなく再読本も含まれており,選書に著者の思いがある。
考える人は本を読むと誤解して本書を読んだが,「考える人」とは著者が編集長を務めた雑誌(新潮社)の名前である。25冊読んだ気がしたのは想定外だった。