1154ダブルス3種目でメダル確定(卓球世界選手権2021ヒューストン大会)

大会5日目が終了し全5種目でベスト4が決まった。
男子ダブルスの戸上隼輔・宇田幸矢ペアはイングランドのドリンコール(DRINKHALL Paul)・ピッチフォード(PITCHFORD Liam)ペアに 3-1 (12-10, 10-12, 12-10, 11-5) と接戦をものにした。
女子ダブルスの伊藤美誠早田ひなペアはルーマニアのドラゴマン(DROGOMAN Andreea)・サマラ(SAMARA Elizabeta)ペアに 3-0 (11-8, 11-8, 11-1) と完勝した。石川佳純平野美宇ペアは中国の王曼昱(WANG Manyu)・孫穎莎(SUN Yingsha)ペアに 2-3 (11-9, 7-11, 6-11, 11-6, 4-11) と振り切られ2ペアのベスト4入りはならなかった。
混合ダブルスの張本智和・早田ペアはインドのグナナセカラン(GNANSEKARAN Sathiyan)・バトラ(BATRA Manika)ペアに 3-1 (11-5, 11-2, 7-11, 11-9) で勝ちメダルを確定した。インドペアは米中国際ペアのジャー(JHA Kanak)・王曼昱(WANG Manyu)ペアに勝ってベスト8に進んでいた。張本・早田ペアは準決勝でもうひとつの米中国際ペアの林高遠(LIN Gaoyuan)・チャン(ZHANG Lily)ペアと対戦する。
世界選手権では3位決定戦がないため,戸上・宇田ペア,伊藤・早田ペア,張本・早田ペアの3位以上が確定した。どのペアも頂点に立てる可能性がある。
女子シングルスの準々決勝の石川は陳夢(CHEN Meng)に0-4 (9-11, 6-11, 8-11, 6-11) と零封された。また,伊藤も王芸迪(WANG Yidi)に 1-4 (10-12, 11-7, 2-11, 7-11, 9-11) と及ばずベスト4入りはならなかった。伊藤は第1ゲーム, 6-8 から連続4ポイントでゲームポイントを握ったが,そこから逆に4連続失点でゲームをとれなかった。このゲームが勝負を分けた。ベスト4は,陳夢,王曼昱,王芸迪,孫穎莎の中国選手で独占した。
男子シングルスは樊振東(FAN Zhendong),梁靖崑(LIANG Jingkun),モーレガード(MOREGARD Truls),ボル(BOLL Timo)がベスト4入りを決めた。樊は林高遠,梁はカルデラノ(CARDERANO Hugo),モーレガードはアルーナ(ARUNA Quadri),ボルはジャー(JHA Kanak)に勝った。梁は 0-3 からの大逆転だった。準決勝のモーレガード対ボルは19歳対40歳の対戦となる。ちなみに,モーレガードは六角形ラケットのハイパーシェイプを,アルーナは裏面に緑色のラバーを使っていた。