1153平野,陳夢に惜敗(卓球世界選手権2021ヒューストン大会)

大会4日目は5種目でベスト8が決まった。
女子シングルスでは平野美宇がオリンピック・チャンピオンの中国・陳夢(CHEN Meng)に 3-4 (10-12, 15-13, 11-8, 8-11, 7-11, 13-11, 5-11) と惜敗した。第1ゲームは 10-8 から,2-1 とリードした第4ゲームは 8-4 から逆転された。とくに第4ゲームは平野のペースだっただけに悔やまれる7連続失点だった。平野は互角以上のラリー戦ではフォアハンドの強打で陳を上回った。ハリケーン旋風を起こした2017年を思い出させる平野の試合ぶりだった。
また,早田ひなも中国の王芸迪(WANG Yidi)に白熱した試合を展開し,こちらも 2-4 (4-11, 6-11, 15-13, 6-11, 20-18, 5-11) と大健闘だった。ジュースをものにした第3ゲームと第5ゲームは早田らしい粘りを発揮していた。
石川佳純ルーマニアのスッチ(SZOCS Bernadette)に 4-0 (11-6, 11-9, 11-8, 11-8),伊藤美誠はタイのサウェートブット(SAWETTABUT Suthasini)に 4-2 (11-9, 9-11, 11-8, 8-11, 12-10, 12-10) で勝ち,ベスト8に進出した。伊藤は 2-2 となった第5ゲームは 7-9 とリードされる苦しい展開からサウェートブットのサービス・ミスから追いついた。第6ゲームも 8-10 から追いつき最後はサウェートブットのサービス・ミスでなんとか勝ちきった。
男子ダブルスの戸上隼輔・宇田幸矢ペアは張本智和・森薗政崇ペアに勝ち,女子ダブルスの伊藤・早田ペアと石川・平野ペア,混合ダブルスの張本・早田ペアもベスト8に進んだ。