大学の仕事で今日から東京に来ている。夕食はホテルから歩いてすぐということで神田まで出る。「風龍 .MAX」(http://fu-ryu.net/)神田神保町店で「極上味噌ラーメン」を替玉(無料)して喰らう。
その後三省堂を覗いて,フロアの三省堂・三省堂書店創業130周年記念共同企画「近代辞書の歴史展」(→http://www.books-sanseido.co.jp/blog/jinbocho/2011/10/130-2.html)を見る。三省堂版辞書の現物とともに歴史を振り返っていた(展示リストと説明はリーフレットから)。
- 英和袖珍字彙(1884):三省堂最初の英語辞書
- ウエブスター氏新刊大辞書『和訳字彙』(1888):初めて三省堂単独で企画・編集した辞書
- 英和袖珍 新字彙(1890):ポケット版,初学社用辞書の登場
- 日本新辞林(1897):国語辞書にも進出
- 新訳英和辞典(1902):専門用語を充実させた英和辞典
- 新式日英辞典(1905):学生向けに編集された和英辞典
- 漢和大字典(1903):現在の漢和辞典の元祖
- 辞林(1907):明治末期の代表的国語辞典
- 日本百科大辞典(1908-1919):日本初の百科辞典
- 袖珍コンサイス英和辞典(1922):小型英和辞典の原型「コンサイス」誕生
- ジェム英和・和英辞典(1925):小さな本格的英和和英辞典
- 広辞林(1925):昭和前半期の代表的国語辞典
- 三省堂 英和大辞典(1928):坪内逍遙も愛用したといわれる英和
- 小辞林(1928):携帯用の小型「辞林」
- コンサイス独和辞典(1936):コンサイス版の独和辞典
- コンサイス仏和辞典(1937):コンサイス版の仏和辞典
- 明解国語辞典(1943):現代語本意の本格的国語辞典の登場
- 辞海(1952):純粋な国語辞典をめざして
- 明解古語辞典(1953):初めての学習用古語辞典
- 新クラウン英和辞典(1954):戦後の学習英和辞典の定番
- デイリーコンサイス英和辞典(1957):学生・社会人のためのハンディ英和辞典
- デイリーコンサイス和英辞典(1964):かな引きによるハンディ和英辞典
- 新小辞林(1957):新しい国語政策をもりこんだ実用小型辞典
- 学習百科事典(1957):小中学生向け学習百科事典のベストセラー
- 初級クラウン英和辞典(1959):初級者向け英和辞典の定番
- 小学国語辞典(1959):戦後初めての小学生用国語辞典
- 明解漢和辞典 新版(1959):漢字の形から引ける漢和辞典
- 生物小事典(1963),地理小事典(1963),世界史小事典(1964),化学小事典(1964),日本史小事典(1965),物理小事典(1967),地学小事典(1967):高校生の学習・受験用の小事典としてロングセラー
- 三省堂国語辞典(1960):現代かなづかいによる最新の国語辞典として好評
- 新明解国語辞典(1972):最も多くの発行部数を誇る小型国語辞典
- 大辞林(1988):現代語にもとづく[国語+百科]の総合的国語辞典誕生
- ウィズダム英和辞典(2003):日本で初めて本格的にコーパスを活用した英和辞典
- 時代別国語大辞典(1967, 1985-2000):斯界最高の編修陣によるわが国最高の専門国語辞典
- 言語学大辞典(1988-2001):19世紀以降の科学的言語研究を集大成した世界最大の言語辞典
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- 上山隆大著『アカデミック・キャピタリズムを超えて――アメリカの大学と科学研究の現在――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20101110/1289398754
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- 土田ヒロミ著『THE BERLIN WALL ベルリンウォール』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20091110/1257862628
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- おさぼり
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