あらためて「中教審答申(大学教育の質的転換)」に目を通し,大学図書館に関する事項を拾い読みする。
資料編(6/9, p.76→http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2012/09/10/1325048_10.pdf)では,図書館の機能強化の事例として,千葉大学と上智大学を紹介していた。
千葉大学はアクティブ・ラーニング・スペース,コンテンツ・ラボ,ティーチング・ハブを提供する「アカデミック・リンク・センター」の中核に附属図書館を位置づけていた。
上智大学の事例では,複数の学生が集まって,電子情報も印刷物も含めた様々な情報資源か ら得られる情報を用いて議論を進めていく学修スタイルを可能にする「場」と情報資源を使った学生の自学自習を支援する図書館職員によるサービスを提供するもの(「ラーニング・コモンズ」)として,図書館を改修したとある。
日本の大学図書館のなかでも屈指と喧伝される立教大学池袋図書館のオープン(→http://www.rikkyo.ac.jp/research/library/central/?topic=1)も見逃せない。
- 関連エントリー
- 中教審答申(大学教育の質的転換)→https://akamac.hatenablog.com/entry/20120831/1346420817
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- 大学,短期大学,高等専門学校における学生支援の取組状況に関する調査→https://akamac.hatenablog.com/entry/20090615/1245059799
- 国立大学の授業料免除実態調査→https://akamac.hatenablog.com/entry/20081226/1230300500
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