308ラグビー日本代表,「最大と言える波乱」と「最大の選択」

日本が南アフリカに勝った。ラグビーのワールドカップで日本代表が「W杯史上最大の衝撃」・「87年に始まったW杯史上,最大と言える波乱」を起こしたのはロスタイムでの「W杯史上,最大の選択」だった。
1991年大会のジンバブエ戦以来,24年ぶりの勝利は29-32とリードされた場面でペナルティーキックではなくスクラム勝負を選んだことから生まれた。見事な逆転トライはまさに劇的な結末になった。
1995年開催のワールドカップニュージーランドに17-145という「歴史的大敗」(「ブルームフォンテーンの悪夢(悲劇)」)から20年。今度は世界に衝撃を与える歴史的勝利をもぎとった。前半のモールを押し込んでの力勝負,後半の五郎丸とヘスケスのスピードに乗ったトライはチームの力を感じさせた。
一人目は足元に二人目はボールを奪いにいくディフェンス,スクラムラインアウトからの速い球出し,縦と横へのマルチオフェンスで,力任せの南アフリカを振り切った。