書誌情報:新潮新書(799),251頁,本体価格800円,2019年1月20日
- 作者: 橘玲
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2019/01/17
- メディア: 新書
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人種と知能,一般知能と人種差別,人種と大陸系統,国別知能指数,「自己家畜化」と現代進化論や脳科学,分子遺伝学の知見をベースに「仮説」を提示している。
「リベラルな社会ほど遺伝率が上がる」,教育効果が高い支援は養育費,労働所得,生活保護の順である,男女で知能に差はないがばらつきが異なる,遺伝学的には私もあなたも天皇家の遠縁にあたる,ユーラシア系(南北アメリカなどを含む)のうちでIQでアフリカ系を下回る国はひとつもない,IQの高い北ヨーロッパはプロテスタントの国とほぼ重なる,遺伝をいっさい考慮しないのは「空白の石版」理論である,日本に華僑財閥が存在しないのは華僑が知能の優位性のある地域でしか財閥をつくることができないからである,など知能(そして遺伝)からみた日本人論でもある。
日本人は世界でもっとも「自己家畜化」が進み,「ひ弱なラン」である。「ひ弱なラン」が咲ける環境になっていない日本社会論への批判とも読めた。
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