1428「馬鹿野郎」か「バカやろう」か「バカヤロウ」か「バカ野郎」か「ばかやろう」か「ばか野郎」か

MBSの記者の質問『(次期衆議院選挙に出馬しないのは)お年を考えてではない?」に,二階俊博「お前もその歳来るんだよ。⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎」。「⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎」には当のMBSの記者は「バカヤロウ」と書いていたが,報道機関によって様々だ。発言者の脳裏にはどの「⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎」が浮かんでいたのか。お偉いさんだから,高齢だからとすまされない発言である。
それはともかく,TBSが「【報道特集二階俊博元幹事長の“裏金問題” 『義理(G)と人情(N)とプレゼント(P)』3500万円分の書籍の行方」を報じていた。これによると,ブックマン社の書籍について,
「二階氏は,5000冊分の代金を,この出版社ではなく,本の監修を務めた人物の会社宛てに振り込んだとしている。支払われたのは“定価”での合計1045万円。一方出版社は,その会社に割引価格,約815万円で売ったという。差額230万円はこの会社の利益になっているのか? 会社を訪ねた」(監修者は不在。書面での取材には回答なし)。
別の書籍代は出版社ではなく,和歌山の印刷会社に支払われていた。印刷会社は「原稿を印刷し,製本した代金」だそうだ。
さらに,「領収書に記された9社を取材したところ3社から回答があった。二階氏が購入したとする1万1500冊(3社合計)のうち,約7000冊は地元・和歌山県御坊市の二階事務所に送ったという」。
いずれも前エントリーで書いたように,「選挙区外の行政,議会関係者らに配布し,政策広報に努める」ためというのが二階事務所の言い分である。地元で支持者に配ったにもかかわらず,「選挙区外の」としているのが本当のところだろう。今回の裏金が原資ではなく,政策活動費50億円から支払われていた可能性もある。
二階俊博政治団体の書籍代にはまだまだ裏がある。