025塩野真人快進撃，水谷，丹羽ベスト8止まり（卓球ジャパン・オープン）

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男子シングルスのカットマン・塩野真人（世界ランキング188位，東京アート，フォア裏ソフト・バック粒高，27歳）の大健闘が光る。予選リーグを2位で通過し，本戦1回戦では世界ランキング6位で第1シードの荘智淵（Chuan-Chih Yuan，台湾，パリ世界選手権ダブルス優勝）を 4-2，2回戦では松平健太（世界ランキング28位，第18シード）を 4-3，3回戦では世界ランキング58位で第17シードの李虎（Li Hu，シンガポール）を 4-0，準々決勝では丹羽孝希（世界ランキング19位，第7シード）を 4-1 とそれぞれランキング上位者に勝って，準決勝に進んだ。
丹羽は塩野のカットを打ち抜く前にネットに引っかけたりオーバーミスを繰り返していた。塩野の安定したカットとフォアハンドからの攻撃が功を奏した形だ。
第3シード・水谷（世界ランキング11位，第3シード）の準々決勝は世界ランキング26位で第10シードの陳建安（Chen Chien-An，台湾，パリ世界選手権ダブルス優勝）。3-1 とリードしてから連続してゲームを取られ 3-4 の逆転負けだった。3-1 までは完全な水谷ペースだったが，受けに回って流れが陳にいってしまった。最終ゲーム 4-8 から粘って 8-8 にするも万事休す。実力からして負ける相手ではなかったとはいえ，中国の張継科（Zhang Jike）にも勝ったことがある台湾の若手ホープの金星である。
男子ダブルスは松平健太・丹羽孝希ペアと予選勝ち上がりの上田仁・吉村真晴ペアが勝ち残り明日決勝で対戦する。上田・吉村ペアは準決勝で強豪のガオ･ニン（Gao Ning）・李虎（Li Hu）ペアに 3-0 と圧勝した。
女子シングルスは福原愛が順調に準決勝に進出した。女子はロンドンオリンピック団体銀メダル以降国際大会で結果が出ていない。ここは優勝を期待したいところだ。
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